マックィーンとブラック・レインの主役男優4人

前の日記 『 馬の知らせ 』からの繋がりになります
映画 『 ブラック・レイン 』の主役男優4人
マイケル・ダグラス 、 松田優作 、 アンディ・ガルシア 、 高倉 健
熱狂的な松田優作さんのファンであっても、この『ブラック・レイン』の4人の主役男優を繋ぐ人物が
誰かを知りません。
その人物とは スティーブ マックィーン なのです。
日本を舞台にした本格的なハリウッド映画の『ブラック・レイン』は
今でも色々な撮影裏話がファンによって語り繋がれていますが、
まさかこの映画の主役4人の男優とマックィーンが関係しているなんて・・・
しかし マイケル・ダグラスとマックィーンとの関係は、熱狂的なマックィーン・ファンには知られていることです
1970年マイケル・ダグラス初主演作 『 Adam at 6 a.m 』を制作したのは
スティーブ マックィーンのソーラープロダクションです
( オープニングにてソーラープロのロゴが見れます )
マイケルは当時を振り返って、こうインタビューで答えています
『 僕はオレンジのポルシェ911タルガを運転してね。 終わってから3800ドルのギャラとそのポルシェをくれて、
その後もマックィーンは僕のメンター 【師】 のような存在になって、彼が『栄光のル・マン』に出演するために
カーレースの練習を始めた時は、 よく一緒にレース場に行って車を駆ったものだ。
あれ以来、僕はカーレースに目がないんだよ 』
人生の【師】でスピード狂のマックィーンに影響されマイケル・ダグラスは『ブラック・レイン』の中でも
バイク好きな刑事役を演じることになります。
冒頭とラストのバイク・シーンによって、この映画の迫力が増したことは言うまでもありません。
マイケルにとってマックィーンの存在の大きさは
日本未公開の『ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト』(2009年)の中でも披露されます。
主役のマシュー・マコノヒーのウェイン叔父さんを演じたマイケルは幽霊として登場します。
伝説的なプレイボーイだったウェイン叔父さんは、人生で1番楽しかった想い出として
マコノヒーに、こう言うのです
『 あるパーティーがあった・・俺とS・マックィーンと17人の客室乗務員で山ほどのコカインを吸ってな・・忘れがたい夜だ』
ったとね。




それから19年後の1989年に『ブラック・レイン』は公開されました。
この映画が遺作となった松田 優作さんが 前日にお伝えした
『 馬の知らせ 』の記事にて
目に見えない不思議な繋がりがあった事は理解していただいたかと思います。
今日の記事にてご紹介しています 『 Adam at 6 a.m 』によって
マイケルに健さん そして 優作さん の3人までが マックィーンと繋がりました。
残りは アンディ・ガルシア さんだけです
『 ブラック・レイン 』の撮影終了後に
高倉 健さんの感謝の気持ちのプレゼントがアンディ・ガルシアへ渡されます
それが あの 運命的な1枚の写真の時計です


ROLEX エクスプローラー2 Ref.1655 のSteve McQueen(オレンジハンド)です
ここで 普通の人間であれば、
100人中/99 人は
87年の『 ウォール街 』で
アカデミー賞 主演男優賞を獲っている マイケル・ダグラスへ
その大切な時計をプレゼントしていたことでしょう。
アンディ・ガルシアは83年にバーテンダーの役でデビューし、
87年の『 アンタッチャブル 』で有名になったばかりでしたから。
しかし 高倉 健さんのこころに響いたのは、マイケル・ダグラスではなく
アンディ・ガルシアだったのです。
ガルシアは 健さんの訃報を聞き
『 私の友人である巨匠・高倉健が亡くなったというニュースを聞き、深い悲しみにひたっています。
私は『ブラック・レイン』で彼と隣り合わせで共に仕事をするという素晴らしい恩恵をかった。
健は気品にあふれ、優れた芸術家であった。
最も心優しい友達であり、一流の人物であった。
私たちが日本を発つ日、健はさようならを言いつつ、
自身のロレックスの腕時計をお別れのギフトとしてくれたんだ。
私もお礼に私の時計をあげようとしたが彼は受け取らなかった。
彼の意図は与えることであり、もらうことではなかった。
その日以来、私はその腕時計を手首につけているんだ。
その腕時計には彼の名前が彫られている。
健さんへの気持ちを忘れずに、彼の時計を身に付け、健さんの思いを抱きながらこれからも彼を称え続ける。
友よ、これからも君のことを思い続けるだろう。
僕にとっては、これから何時も『ケン・タカクラ タイム』であり続けるんだ』
とコメントを出されました。
健さんから スティーブ マックィーンのROLEXをプレゼントされたことで
『 ブラック・レイン 』の主演男優4人は 全員 繋がることとなるのです。
あの時 健さんが 打算な計算で動く人間であれば、4人は繋がりませんでした。
マイケル・ダグラスではなく、アンディ・ガルシアへ
高倉 健さんの心を動かさせたものは いったい何だったのか!?
それは 人としての意識の高さからくる何かが、彼の魂を動かし
そうさせたのでしょう。
その意識のレベルの高さこそが、不思議な繋がりを起こさせる宇宙の集合意識とアクセスして
健さんに降りてきて行動させたものと私は考えています。
スピリチュアルの世界で言う いわゆる ハイヤーセルフですね
そのアンディ・ガルシアは2010年の1月に『ブラック・レイン』の撮影以来
20年以上ぶりに来日していました。
名古屋で行われたアンディ・ガルシアがプロデュースするワインのパーティーイベントにて
アンディは、
『 ブラック・レイン』の撮影で共演した高倉健さんから送られた腕時計を身につけて、
『 素晴らしいこの夜を、二人の偉大な俳優、高倉健さん、松田優作さんに捧げます』とスピーチしました
http://gensg.jp/wine/media.html

http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-2839686/Michael-Douglas-looks-downcast-LAX-airport-s-revealed-Black-Rain-star-Ken-Takakura-died-age-83.html
マックィーンを 【師】 としていたマイケル・ダグラスは
高倉 健さんの 【死】 のニュースがマイケルへ伝えられると、
いつもは 明るく笑顔でファンのサインに応じる彼が、携帯電話を片手に
終始 厳しい表情で足元に目線を落としロサンゼルス空港を歩き去っていったそうです
映画『 ブラック・レイン 』の主役男優4人には
こんな 繋がりがあったのでした。
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